先日テレビで,弱冠28歳の俳優さんが死亡したというニュースをやっていた。まだ死亡原因は特定されていないものの、遺体のそばには数種類のの精神安定剤と睡眠薬があったと報道されていた。
この俳優さんの事はよく分からないが、薬物依存というのも立派な精神疾患である。以前勤めていた病院にも薬物依存専門の病棟があったが、入退院を繰り返す人の多い事。一度はまってしまうと、なかなか止められないようである。
薬物の手助けがなければ安定した精神状態を保てないとか、楽しい気分になれないという、実生活の質を改善する方が得策なのだが、一時的な心の安息をお金で得ようと思ってしまう気持ちも理解できなくはない。しかし空っぽな心をドラッグで満たそうと思っても、壊れたバケツに水を貯めようとするようなもんで、無駄な努力というものだ。
違法麻薬が入手しやすいアメリカ、自分の子供が大きくなった時に、興味本位でドラッグをやってみる可能性はあるが、それに対する不安はない。怖いのは、やってみたという事を話してくれない事だ。注意されるだろうけど、お母さんにだったら話せる、と思ってもらえるような信頼関係を築いていきたいと思うのである。
とかいいながら、昨晩しつこく味付け海苔をせがむはるっぺにぶち切れて「そんなにのりばっか食べてっと、明日のウンコは真っ黒だよ!」と怒鳴りたおしてしまった。15年後の娘の心配をするよりも、今ちゃんと優しくしてやるべきである。
(後日談・・・やはり翌日、ごはんですよ状のうんこをテンコ盛りにしていた。怒鳴る前に、あんなにあげなきゃよかったのだ。母、反省。)
2 件のコメント:
ご無沙汰してます!
そうだよねえ、特に私も自分の10代後半、20代前半の数々の失敗は親に話してないことがほとんど・・・親にいっても分かってもらえないだろうし、心配させるだけだから、と思って言わなかったけど、ミーシャには話してもらいたいなと思うから、勝手だよね(笑)。
そういう点で、元モデルのタイラ・バンクスのお母さんとの関係はとっても素敵だと思うんだ。彼女はモデルの世界にいながらとっても考え方がピュアで、「お母さんが先にいろいろ話してくれてたから、麻薬や拒食症とか周りにたくさんあっても興味本位で試してみたいとは思わなかった」って言ってた。
性教育や飲酒・麻薬やら、そういうことも恥ずかしがらずに、心配せずに話せる信頼関係を築いていきたいね、お互い。
そうなのよね、確かに勝手よね・・・。
私は心配させたくないというより、怒られたくない一心だったな。でもかえってそれで、いろいろ悪さする事になっちゃったんだけどねえ。ま、とりあえず大きなトラブルにも巻き込まれずに済んだからよかったとするか。
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