アメリカに来てはや9年。
日本へ戻って暮らすのは、おそらくずっと先の事になるのだろうが、一度でいいから、商店街の2階部分に住んでみたいと思っている。
新興住宅地で育ったせいだと思うのだが、とにかく何でも「庶民的なもの」に憧れる癖があって、商店街も大好きな場所のひとつ。おしゃれな店が立ち並ぶショッピング・モールは苦手だが、商店街なら用がなくても毎日出かけていきたい。
畳の部屋で、ガラッと窓を開けると道を歩く人が見える、という絵に憧れるのだが、日本に住んでいる時こういう物件に出会った事は一度もなし。あの二階部分は、店主の住居なのだろうか?
↑ こういうところに住んでみたいのだけれど、
よく考えたら、
私がおばあちゃんになる頃は、こんな商店街はなくなっているに違いない。
何かそれも寂しいなぁ。
2 件のコメント:
お店の2階で育った私としては、鍵のあるおうち、しかもお母さんがお手製のお菓子なんて作って帰りを待っててくれるおうちが、なんと輝いて見えたことか!
賑やかでいいんだけどね、プライバシーは無かったわ。大人が常に10-20人いてね、お店の休憩時間に虫取りを一緒にしてくれたり、私が迷子になったときは探しに来てくれたり。お茶碗の持ち方や、靴紐結ぶのを最初に教えてもらったのも、従業員の人だったよ。
いつも酔ってくる人や、ワンちゃんを連れてくる人。仲間の小売の人や、お寺さんや、芸術家、骨董を趣味でやってる人とかね、いろんな人たちがきてたよ。
いろんな人に可愛がってもらったのが一番のよき思い出だね。
でもやっぱり、毎日の日課があって、ご飯も3回家で作ってあって、家族で食べる。きれいに整頓してあるおうち、うらやましかったよ!
そっかぁ、やっぱり2階はお店の人が住んでいるのか。残念!
親以外の大人たちが周りにたくさんいるっていいなぁ。お店にいろんな人が来るっていうのも、すごく魅力的。
そうだよね、お店やってると家族揃って食事なんてできないっていうもんね。やっぱり皆それぞれ一長一短なのかしら。
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