2018年5月12日土曜日
最近みた映画いろいろ
昨日、久しぶりに円造と二人で海を見に行きました。
プリスクールへ行く途中、海に向かう道を指差して「あっちに何があるの?」と聞いたので、海があると教えたら行きたいというので、帰りにちょっと寄っただけなのですが・・・。
最近ずっと公園や図書館ばっかりだったので、たまにはいいなと思いました。ここなら好きなだけ石を投げさせられるし。
最近円造がプリスクールにいる間に映画を借りてきて観ているのですが、子供向けでない映画をみること自体が新鮮で、毎週のお楽しみになっています。10代の若者を描いたものを選んでいるので、若い時の自分の姿と重ねたり、また自分の子供達のちょっと先の未来を想像したり、自分の子育てを反省したり、刺激になっています。
昨日みたのがこれ:『20センチュリー・ウーマン』。シングルマザーと15歳の息子、それから彼らの家に間借りしている人たちのドラマです。
それから、ちょっと前に借りてきたのがこれ:『6歳のボクが大人になるまで』という邦題がついているようです。12年をかけて、同じ役者を使って撮り続けたという執念の(?)作品です。男の子が大人になる過程を描いたものなのですが、実際に12年かけて撮影したインパクトが想像をはるかに超えるものになっています。
ちなみにお母さん役は、私の大好きな『インディアン・ランナー』のドロシー役の女優さんです。
先週みたのが『アメリカン・ハニー』。上の二作ほど感動しませんでしたが、他に行き場のない(であろう)若者たちの物語です。アルバイトのため、バンで全国をまわる若者の話なのですが、やや現実味に欠けるところもありますが、いい映画でした。
最後、一番衝撃というか、あとまでひいたのが『ムーンライト』。この映画も子供の成長を描いたものですが、貧困、人種、アフリカ系アメリカ人男性としてのアイデンティティ、セクシュアリティーなどいろいろ全部つめこめられている作品です。アメリカの中にも土地やエスニシティーによって文化がさらに細分化されていて、そのなかで自分の居場所を探す青年のすがたに涙しました。男性同士のからみがちょっとあるので、苦手な方にはお薦めできませんが、これもいい映画でした。
ちなみに来週用に借りてきたのは、1969年の『明日に向かって撃て!』。安心して観られる名作。だんなには鼻で笑われましたが・・・。
今日は土曜日。これから日本語学校です。
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