2017年8月14日月曜日

夏休みのお勉強


アメリカの学校の夏休みは長いので、子供達が思い切り遊べたり、長い旅行に行けるなど利点はありますが、ひとつ困るのは宿題がないこと。9月から新学期なので、日本で言うと、春休みのような感じでしょうか。学区によりますが、うちは10週間の休みなので、何もやらないと本当に忘れてしまうのです。

去年4年生に入った泰造は、転校した事もあり、最初の二ヶ月くらいは追いつくのに大変な思いをしました。そのため今年こそは!と気合を入れて、ほぼ毎日10分くらい4年生の復習をしています。

勉強をするという感覚を忘れさせないためだけなので、ちょっとした時間なのですが、お兄ちゃん大好きな円造がいつもまとわりついています。



春奈と違い、一人にしておくと課題自体を忘れてしまい、10分後に様子を見に行くとベッドで本を読んでいたりするので私も同じ部屋にいないといけないのですが、見ていると・・・




やっぱり円造の遊んでいるレゴが気になって、「手伝ってほしい?」なんて声をかけています・・・




「泰造、まず終わらせようか・・・」と声をかけると、「あ、ごめんなさい!」




うちでは私がマンツーマンでついているので問題にはならないのですが、学校ではボーっとしているか、もしくは興奮しすぎて(何かおもしろい事を思いついたから友達に言いたくてしょうがない、など)何度も席から離れてしまうそうです。年度末に何度も先生からメールやお電話をいただき、制止が効かない事があり、授業の妨げになっているというお話でした。

一年生のときからよく注意されていたのですが、まぁそのうち落ち着くだろうと思って心配していなかったのですが、やはり周りが成長するにつれて、他の子供達との差が明らかになるのかもしれません。去年の10月だかに担任の先生に、やんわりと一度専門家に診てもらったほうがいいと伝えられながらも様子を見ていたのですが、あまりに学校で迷惑をかけているようなので、先日小児科医に連れていきました。

結果は分かっていたのですが、ADHD(注意欠陥タイプ)と診断され、薬を飲むことをすすめられました。でもまだそれは必要ないと思い私が拒否したので、結局心療内科でカウンセラーと会う事になりました。

私たちはよくても、やはり周りに迷惑をかけるのはまずいので、まずは学校生活がスムーズにいくように、いろいろお話を聞いてこようと思います。



2017年8月6日日曜日

夏休みのお楽しみ


先週一週間、車で旅行に出かけていました。

まず一泊目はロサンゼルス郡に住む義妹宅に泊まり、翌日モロ・ベイにいる友人に会いにいきました。最近サンディエゴから引っ越したのですが、馬を飼い始めたそうです。


昔から馬好きで、若い頃は競馬に使われる馬を走らせたりする仕事をしていたのですが、今は看護士です。

 ちなみにモロ・ベイは映画「ファインディング・ドリー」に出てきた所です。




次の日は更にカリフォルニア沿岸部を北上してサンタ・クルーズへ。前にお隣さんだったご夫婦のところにお世話になりました。


ボードウォークにある遊園地へ行ったり


国立公園内にある蒸気機関車に乗ったり



レッドウッドと呼ばれる大木が立ち並ぶ公園内を散歩したり



本当はモントレーの水族館とか、行きたい所がいっぱいあったのですが、4泊したのに回りきれませんでした。

最後の二泊はサンフランシスコ。



ケーブルカーが坂道を走るところなんかは映画でもおなじみですが、本当にビックリするくらいの急勾配で、よくこんなところに家を建てられたなと思います。

ほとんど写真を撮らなかったのですが、タクシーで移動中の景色はこんな感じ(↓)



そして、個人的には今回の旅行の目玉商品だったのですが、家族でゴールデンゲートブリッジを自転車で渡りました。

自転車レンタル屋さんがたくさんあるのですが、そこから自転車を借りて、橋を渡った向こう側のサウサリートという小さな町まで行き、フェリーで戻ってくるという14キロの行程です。

夏休みで、自転車をレンタルした観光客で混雑すると聞いていたので、早めに出発。自転車屋のオーナーがたまたま店にいて、丁寧にサドルの調整などしてくれました。


文奈のペースに合わせて行ったので、途中休みをたくさん入れて、一時間弱でようやく橋の近くまで来ました。



途中二箇所坂があったので、自転車を降りて押してあがりましたが、意外と大した事無く橋まで到着。橋自体も、車道の直ぐ横を通るので結構うるさいのですが、平坦なので難なく渡る事ができます。橋自体は2キロくらいだったと思います。




円造はママチャリの後部座席。



橋を渡ってからがちょっと大変でした。文奈が普段家で使っている自転車はフットブレーキなのですが(ペダルを逆に漕ぐようにするとブレーキがかかる仕組み)、今回借りた自転車は ハンドブレーキしかなく、しかも手がまだ小さいのでしっかりとブレーキに手が届かず、橋を渡った後の急坂を、ブレーキをかけながら降りる事ができませんでした。

しかも最近できた自転車専用ルートがあるはずだという私を信じずに、だんなが絶対にこっちだと言い張り(怒)普通の道路を通ったので、ダンプカーやらツアーバスがすぐ横を轟音を立てて通り過ぎていく、大人でもちょっと緊張するようなところでした。

文奈はあきらめて、すぐに自転車を降りて押しながら、黙々と坂を下っていきました。私も自転車を押して後ろからついていったのですが、あまりにも早歩きで行ってしまうので、「そんなに急がなくてもいいよ~ゆっくり行こうよ~。」と後ろからのん気に声をかけたら、泣きそうな顔で振り向いて「ゆっくり行けないの!」と怒られてしまいました。

その時まで気がつかなかったのですが、決して急いでいたのではなく、自転車の重さで体が持っていかれていたのでした。いつもあんなにゴリラなのに、一言も文句を言わず(というかそんな余裕もなかったのでしょうか)一生懸命坂を下っていく姿を見て、ちょっと泣きそうになってしまいました。

でも何とか乗り切り、サウサリートに到着。



帰りのフェリーも問題なく乗れたし、この後はスムーズでした。




あ、でも次の日サンディエゴに戻るのに10時間かかったけど・・・。

とにかく文奈のがんばりにびっくりさせられた旅でした。



何かこうじわっとくるな、こういうの・・・。