2007年4月28日土曜日

2歳だワン!




25日、お蔭様で今度はベイリーが2歳の誕生日を迎える事ができた。あいにく私はその日に限ってつわりの症状があり、散歩に連れて行くのがやっと、料理などとても無理だったため缶詰のドッグフードにチーズで飾り付けをしてケーキに見立ててみた。いろいろ予定していた事がとにかく具合が悪いためできず、ごめんよベイリー、と心の中で謝った。が、本人は何ともあっさりしており、一気に完食しゲップをした後そそくさと外へ出て行ってしまった。去年は新生児を抱えていて何もしてやれず、今年もこれじゃ、あんまりにも気の毒だと思いつつ窓の外を見ると、のん気に壁に小便をしていた。食ったら出す、単純な生活なのだ。

以前ブログで、ベイリーが植木を全て引き抜いてしまったという話をしたけれど、最近はるっぺも庭で遊ぶようになったし、あまりにも殺風景なのでホームセンターでお花をいくつか買ってきた。サンディエゴは気候がよいため、ローズマリーやラベンダー、デイジーやハイビスカスなどいろいろな草花が簡単に育てられる。どうせ引っこ抜かれる運命と思い、安価なものを選んできて植えたのだけれど、意外や意外、2週間経った今も健在にしている。ベイリーも、たまににおいを嗅いだりはするものの、前のようにメチャクチャに駆け回って、植木を引っこ抜いて獲物を得たかのようにブンブン振り回したりはしない。

そうなんだ。毎日一緒にいるから気付かなかったけど、ちゃんと成長してるんだ。何だか嬉しいようなちょっと悲しいような複雑な気持ち。だからはるっぺが真横で奇声を上げたりしても、横目でちらっと見るだけでじっとしてるんだ。やっぱりはるっぺがやって来てからは特に、成長せざるを得なかったのかな。

はるっぺといえば、今ではすっかり快復し、またいつものように元気パワー炸裂である。このところ外で遊ぶのが大好きで、一日中庭と公園の往復。もともとだんなに似て色白なんだけど、さすがに日焼けしてきた。不思議な事に、焼けていないところはピンク色で、どちらかというと白人に近い肌の色なのに、焼けたところは黄色っぽく、日本人の日焼けした肌の色に似ている。

最近は箱に入るのが流行っているようで、箱なら何でもひっくり返して中のものを出してから、自分が中に入るのが楽しいらしい。15cm四方くらいの箱にも懸命に入ろうとして、私に「それは無理じゃないかなあ」と口出しされようものなら、「ほっといて頂戴!!」と言わんばかりに、物凄い声で泣いて抗議する。サイズによっては、スッポリはまって出られなくなる時もあり、ヤドカリのようでちょっとおもしろいのだけど、これも本人には屈辱らしく、笑うとすごく怒られたりして、とんだとばっちりである。

来年の今頃は4人1匹か・・・。ますます賑やかになっている事だろう。

2007年4月21日土曜日

ナースのお仕事

先日、もと看護士だったお友達から、はるっぺの病気の件でメールをもらった。彼女によると「突発性発疹じゃないの?」

急いでネットで検索してみる。すると・・・あれれ、はるっぺの症状にそっくりだ。熱が下がるとすぐ主に胴体を中心に発疹がでるとか、高熱の割には元気だとか・・・。水曜日の診察の時点で発疹はなかったのだけど、金曜日に発疹が出た後電話で聞いてみると、水疱瘡の予防接種の影響でたまに軽い水疱瘡にかかる子供がいるから、それだろうって言われた。

でも水疱瘡じゃないと思うんだけど・・・。今度は、水疱瘡を検索してみるが、うーん、絶対これじゃない・・・。

という訳で、私のなかでは、勝手に突発性発疹と診断させていただいた。

病院勤務時代に痛感した事だけれど、医療の現場を支えているのはナースだと思う。患者さんを一番よく知っているし、常に臨床の第一線で働いているから、知識と経験が豊富だ。前の職場でも、ナースがドクターにアドバイスしたり、患者さんを気遣っていろいろ質問したり、薬を変えるとか、検査をするように頼んだりしていた。若いドクターほど、あまりふんぞり返ってなく、逆にナースに助言を求める事も多々あった。

以前、扁桃腺切除のため入院した時、術後中耳炎になり激痛があったのだけれど、いくら訴えてもドクターは「手術の時に長時間顎をあけていたから耳が痛いんですよ」と言って、見てもくれなかった。三日後、見かねた婦長さんがドクターにもう一回話してみるね、と言って、ようやく診てもらえた。耳の中をみた瞬間のドクターの一言「あっ」。てめー、だから言ったじゃねえか、と思いつつ次はどうでるかと待ち構えていると「白くなってますね」。だから言っただろ。

アメリカではナースの地位も日本と比較して高く、1000万以上稼ぐ人たちもいる。でも24時間患者さんたちのケアをするのは彼らだ。日本でも、もっとステイタスが高くなってよいはずなのに・・・と思うのである。

2007年4月18日水曜日

マンボウちゃん

11月の半ば、うちにマンボウちゃんがやってくる事になりそうだ。

どーも具合が悪いと思っていたら、やはり妊娠していた。と言っても、それ自体はもう2,3週間前に自宅で検査して分かっていたのだけれど、こちらは医療システムが異なるため、妊娠10週くらいにならないと初診してもらえないのだ。で、今日ようやく超音波で心拍の確認ができた。

何せはるっぺの前に4回ずっこけているため今回も期待半分、諦め半分でいたので、とりあえず心拍確認できたのは喜ばしい事だ。

だんなは胎児に「デュモ」とあだ名をつけているが(面倒くさいので説明は省略)私はマンボウちゃんと呼ぶ事にしている。1月に、そろそろ二人目欲しいなと思い出した頃、水族館でのんびり泳ぐマンボウ(に似た魚?)を見て、うちにもマンボウちゃんが来ますように、とお祈りしたのがきっかけだ。

とにかく、このまま順調に妊娠が継続してくれればいいと思います・・・。

はるっぺはというと、依然熱があり、りんごほっぺなのに無理矢理病院へつきあわされ、かわいそうな事をした。ごめんよ・・・。結局だんなが心配し、午後に急遽クリニックで診察してもらう事になった(でもなぜか連れて行ったのは私・・・あれ、なんで?)

その先生曰く、おそらくウィルス性感染で、その場合はアセトアミノフェン(タイレノ-ルなど)よりも、イブプロフェンの方がいいらしいと言っていたけど・・・ほんとか?とりあえず今夜はイブプロフェンに替えてみた。今夜は眠れるかな、母子共に・・・。

ついにやりました

はるっぺがついにダウンした。一歳の誕生日も無事に迎え、これまで病気や怪我もなく元気にやってくれてきたなあと思った矢先である。昨夜から39℃ほどの熱が出て下痢もしている。日中はそれなりに元気があり、遊んだりしているのでこのままよくなるかなと思いきや、夜になって一気に体温が上がり、抱っこしているこちらが熱く感じる程だ。

今は朝の2時。ちょっとウトウトするらしいのだけれど、すぐふえーん、と部屋から聞こえてくるので、2,30分毎に行っては抱っこして落ち着かせている。日本では赤ちゃん用ポカリスエットらしきものがあるらしいけれど、こちらでは見かけた事がなく(というか、急な発熱で用意ができていない!)、とりあえず水をあげている。

そんな訳で今晩は、何ヶ月ぶりかの徹夜になりそうだ。今まで夜泣きもなく、ぐっすり眠ってくれたはるっぺだから、病気の時くらいは徹底的につき合わせていただこうじゃありませんか!(疲労、睡眠不足のため、妙にハイテンションになっている)

こういう日に限って、明日朝一番で(わたしが)病院へ行かなきゃいけないんだなあ。とほほ。

とにかく、子供が病気なのは本当にかわいそうだ。大人だって辛いのに、しゃべらないから余計にどうしてほしいかが分からず、何とももどかしい。皆さん、くれぐれも体は大切にして下さいね。

2007年4月12日木曜日

1歳になりました



4月10日、はるっぺも無事に1歳のお誕生日を迎える事ができた。出産後まもなくは睡眠もほとんど取れず、一週間が永遠のように感じた事もあったけれど、こうして振り返ってみるとあっという間だった。よくドキュメンタリーの出産シーンなんかで、子供が生まれた瞬間、感動して泣くママやパパを見るけれど、私は至って冷静で、あらホントにでてきたよ、という感じだった。それが一年経ってみると、感情表現や自己主張も多少できたりして、すっかりヒトの赤ちゃんから人間へ進化した。

パーティには二ールのパパと奥さんのウェンディ、ウェンディのお姉さんとその彼氏、私のお友達ジルとジュリー、ジルの娘ではるっぺのベビーシッターでもあるジェシカが来てくれた。途中近所のお友達も寄ってくれたりして、楽しい時を過ごす事ができた。

一応プレゼントは要らないよって言ってあったのだけれど、やはりそういう訳にもいかないようで、結局たくさんプレゼントをいただいてしまって、ちと恐縮・・・。でも本当のプレゼントは、人とのつながりというか、サポートしてもらっている事だとつくづく思う。パーティに来てくれた人に限らず、他にもいろいろな人にお世話になったからこそ、今まで一年私達家族何とかやってこれたのだ。時には愚痴を聞いてもらったり、相談したり、私の具合が悪い時にはるっぺの面倒を見てもらったり、そうやってサポートしたり、気にかけて人がいるって有難い。もちろん日本にいる家族・親戚・友人を含めて・・・。

そんな思いに耽っている母親の気も知らずに、本人は至ってご機嫌で、新しいおもちゃを一つずつ手にとっては口に入れ、ヨダレで洗礼をしていた。一番のお気に入りは予想通り、ウェンディがベイリー用に持って来た犬用のオモチャであった。ケーキも多少興味を示したものの、意外と冷静で、ちょっとクリームを触った後、そそくさと家の中に入っていってしまった。だんなは、赤ちゃんらしく顔中クリームでベチョベチョになるのを想像していたらしいので、がっかりしていた。

ベイリーの誕生日が25日なので、一緒にケーキでお祝いしようと思っていたら、そんなもんあげたらだめでしょう!と皆に反対され(そりゃそうだ)、なのでベイリーには鶏肉とご飯の特別ケーキを誕生日当日作ってみようと思います。去年は産後間もなくで何もお祝いらしい事をしなかったので、今年はケーキを前に記念撮影くらいしたいなあ。

2007年4月6日金曜日

困ったものです・・・

はるっぺ、あと数日で1歳。もう外でもトコトコ歩けるほどあんよが上達した。でも何故かどこへ行くのも私に着いて来てほしいみたいだ。こっちがどっこいしょ、と腰を下ろした途端、ほれ、さぼってんじゃないよ、と言わんばかりに片手を挙げ、手をつなげと要求する。そうして私を家中引き回しの刑に処するのだ。だから文字通り休む暇がない。夜8時にはもうぐったりである。

もう一つ困っているのが、高いところに上って遊ぶのが流行っているらしく、とにかく台所のシンク、洗面所、机からナイトテーブルまで、高さがあるものには全て乗っかって遊びたいらしい。そこまでブイブイ私の手を引いていって、ぱたっと立ち止まり、「乗っけて頂戴!」とバンザイをする。これを一日何十回もやらされるこちらはたまらない。

初めての育児、試行錯誤の連続で、これも今から思えば絶対に最初からやらせなければよかった事の一つなのだけれど、もうこうなると飽きるまでやらせるしかない。これが家の中二人きりならまだ「だめ」と言ってしばらく泣き喚かせておくのだけれど、あいにくうちのだんなは自営で、しかも朝の9時から夜中の1時くらいまでずうううううっとコンピューターに向かっている。ある時間が来たら仕事をストップするという事がないから、常にこちらはうるさくしないように気を遣わなければならない。だから泣き喚かれて(私が)ストレスに感じるんだったら、テーブルの上で遊ばせてしまえ、となってしまう。

歩くようになったらすごく楽になると錯覚していた分、何だかすごくしんどく思えてしまう。特に高いところで遊ばせている時はぴったりくっついていないといけないし。

だからというのもあるのかもしれないけれど、最近私は本当にお疲れモードだ。何もする気がせず、はるっぺに合わせて一日二回も昼寝をしている。それでも全然楽にならない。体が鉛のように重く、眠気は一向におさまらない。風呂に入るのもご飯を作るのもとにかく面倒くさい。唯一外に遊びに連れて行くと私も気分がごまかせるせいか、少しは疲労感が和らぐ気がする。

幸い10日のはるっぺの誕生日パーティーは6人しか招待していないので、もうピザでもオーダーして済ませてしまおう。ご飯なんか作る暇があったら、あたしゃ寝ていたい。パーティーは基本的に招待するのもされるのも大好きなんだけれど、今回はしんどくてダメだ。とりあえずケーキだけは注文しておいたので、何とかなるだろう。招待した6人は皆お世話になった人ばかり、そして一年前出産に立ち会ってくれた人たちなので、手料理でもてなしたかったのだけれど・・・残念。

また元気を取り戻して更新しますので、是非またお立ち寄りくださいませ!!!