2008年12月28日日曜日

平穏な日々

嵐のようなクリスマスが過ぎ、我が家にまた平穏な日々が戻ってきた。

泰造が、ようやく歩き出した。

何てことない毎日が、やっぱり一番いいなと思う。

2008年12月24日水曜日

すんごい忙しいんだけど。


クリスマスイブの今日、義姉一家がロサンゼルス近郊より泊まりに来ている。一晩だけと聞いていたがふたを開けたら三晩泊まって行くそうで・・・にぎやかになりそうだ。
二家族あわせて大人と子供が各4人。数える気力もないが、プレゼントの数は軽く50を超えていると思う。自分の子供に7,8個、それからサンタさんから2,3個。互いの子供たち(うちだったら姪と甥にそれぞれ)3個ずつくらい。夫婦同士でも(私からだんなへ、だんなから私へ)7個くらいあげるのがこの家では普通なので、あわせるとやはりそのくらいの数になる。
日本で育った私には、やりすぎというか、バカバカしく感じる。無駄だし、こんなに物をあげてしまったらありがたみを感じろと言う方が無理である。
嫁に行くってこういうことなんだな、とこういうときに思う。向こうのやり方に合わせるのが当たり前なのは分かっているが、子供がからむと複雑な気持ちになるときもある。
夜眠っているうちにサンタさんが来て、プレゼントを置いていってくれるということになっているので子供が寝てから準備に大あらわ。
ああ、疲れた。早く寝よう。

2008年12月16日火曜日

トナカイですよ、ト・ナ・カ・イ!


もうすぐクリスマス。





だから、泰造も、トナカイさんになってみよう。





ほらもう、すっかり気分はメリー・クリスマス!今にも鈴の音がシャンシャンと聞こえてきそうである。




なのに・・・






先日届いた友人からの手紙にはこう記されてあった。




「泰造くんは、せんとくんににているのではなかろうか」





・・・・・・・・・・・。


そうきたか・・・・。




さすがの泰造も、これにはショックをうけたようである。


トナカイじゃなくて、鹿だったのか。お前さんは。

2008年12月10日水曜日

だからいいってば・・・・

クリスマスツリーにクリスマスライト、クリスマスプレゼント、何だか12月に入ったらクリスマスを中心に世界がまわっているような気になってくる。

今日も、クリスマスカードと一緒に送ろうと思い、子供たちの写真を撮った。



が、しかし。



変な顔をするひと約一名・・・・。







だから、もうちょっとふつうの顔で・・・・






もう、あきらめるか・・・・




いちばん行儀のよかったのは、やはり年長のベイリー(3才)であった。

2008年12月9日火曜日

たいぞうのひとこと(2)

やあ、みなさん!またまた ぼくです。



じつは今日、熱を出してしまいました。そのわりに食欲があるもんだから、お姉ちゃんに無理矢理、ごませんべいを食べさせられたよ。


ぼくはもっと、おかゆとかうどんとか、消化のよいものがよかったかな。







見てよこの、お姉ちゃんの幸せそうな顔。






僕が具合悪くて6時に寝ちゃったから、そのあと久しぶりに母娘水入らずでお風呂に入ってたらしいよ。





ママはいつもお姉ちゃんに構ってあげられないから、すごく嬉しかったんだって。それなのにお姉ちゃんたら何を思ったか突然、





「ママ、ゴリラみたい」





ゴリラって、これだよね?













誰だって、ゴリラ呼ばわりされたら、耳をふさぎたくなるよね。


ボクはゴリラだって何だっていいよ。


どうでもいいけどね。じゃあ、おやすみ。





2008年12月8日月曜日

クリスマス・ライト


ツリーを買いに行って、すっかりクリスマス気分になったらしいだんな、翌日にはクリスマスライトをつけてくれた。この家で過ごすクリスマスは今回で6回目になるが、今までになく張り切ってやってくれた。


この写真だと分かりにくいが、誰も色の統一性というものを考えなかったようである。まあそれも我が家らしくてよいのかもしれない。

2008年12月6日土曜日

クリスマスツリー

アメリカでは、感謝祭(11月最後の木曜日)が終わると一気にクリスマスモードになる。我が家も乗り遅れまいと、今日クリスマスツリーを買いに行った。結婚してから毎年違うところでツリーを買っていたのだが、去年買ったのが一番長持ちしたので、今年も同じ場所へ買いに行った。

ご覧のように、屋外に数百本のツリーが展示されているこの場所、実はドライブスルー園芸店なのである。重い鉢植えをいくつも持つのは大変なので車で見て回って、好きな植物を車に積み、最後に支払いを済ませるという、まあ何ともアメリカらしい大雑把なシステムになっている。

さすがにクリスマスツリーはそのまま車に積めないので、欲しいツリーをまずこのようにネットに入れてもらう。小ぶりのものは何とか車に入るが、ほとんどの人は車の上にロープでしばって持って帰るようだ。




帰ってからは、はるっぺが楽しみにしていた飾りつけをした。1歳半だった去年とは違い、今年はクリスマスを本当に楽しみにしていて、飾りもひとつひとつ手にとって、いちいち感動していた。去年は新生児を抱えて、訳が分からないままクリスマスが過ぎ去っていったが、今年はもう少しのんびりエンジョイできそうである。


2008年11月24日月曜日

たいぞうのひとこと。

やあ、みなさん。ぼくです。





今日は、ネタ切れの母さんに代わって僕がアップします。



おかあさん、人は悪くないんだけど、いつも僕のことを地蔵とかミニラとか、顔の輪郭が宇宙人みたいだとか、ちょっと辛口なんだ。





こないだなんか、ママ友に「泰造って頭の形が山本晋也に似てるよね。あははは」




だってさ。



それって、この人だよね?









・・・・これって、やっぱりちょっとひどいよね。




うちのおねえちゃんなんか、毎朝こんな感じなんだけど、










「欧陽菲菲みたいじゃん」





だって。




それって、やっぱりこの人しかいないよね?








っていうか、原始人じゃん?
どうでもいいけどね。じゃ、おやすみ。

2008年11月19日水曜日

泰ちゃん誕生日(おまけ)



やや話題が古いが、泰造の誕生日の前日にいとこのイーサンとジェシーがお泊りに来てくれた。夜は春奈、イーサン、ジェシーが寝袋でいわゆる雑魚寝。はるっぺにとって初めての寝袋だったので少し心配だったが取り越し苦労だったようで、朝までぐっすり眠ったようだ。
イーサンもジェシーも性別をはっきり意識しており、ご覧のように、それぞれ同性のいとこと遊びたがる。8歳になるイーサンは、泰造が生まれる前から「僕はジョンと一緒にたくさん遊ぶんだ。だって、僕たち男の子同士だから。」などと言っていたし、本当によくかわいがってくれる。
春奈も2歳半を過ぎ、今回初めていとこ達と遊ぶ楽しさを理解したようだ。特に3人で一緒に寝たのがとても楽しかったらしく、今度はいつお泊りに来るの?としつこく聞かれて困っている。
来週の感謝祭は、うちが向こうの家へお邪魔する予定なのだが、どうせなら日帰りじゃなくて泊まりにしようか考え中である。

2008年11月12日水曜日

業務連絡

おとうさーん、

昨日もおとといも電話したのにいないけど、生きてる?今度、歯ブラシ送ってくれる?「ふつう」でも「やわらかめ」でもいいから。こっちのはやたらとでかいのよ。

たかちゃーん、
泰造1歳になったんだー。お祝いに、絵描いて送ってくれる?いつもみたいに、その辺にある紙に書いてくれればいいから。コレクションにして額に入れて飾ろうと思ってるんだー。

じゃーねー。

(業務連絡終了)

2008年11月11日火曜日

マジでかんべんしてよ・・・

「こわい」発言から5日、ショックから立ち直りつつあった今日の夕暮れ時・・・。


「二階に行かない。何かいる。こわい」


もうマジで、勘弁してくれ・・・・我が娘よ。

よく聞くと、居間の明かりがついてなくて暗いのも嫌だという。つい最近まで部屋を真っ暗にして懐中電灯で遊んでたのに、なんなんだ、この変化は?

ホトホト嫌になってしまったが、怖かろうと、何がいようと、私の家だ。何もいないよ、と言って二階に上がると、確かに何もいない。・・・というか、いる訳がないじゃないか。しっかりしろ、母よ。

だいたい、世の中にはお化けより怖いものがたくさんいるじゃないか。例えば。



最近NHK教育に出演された時のクリップらしいです。 壊れる寸前、って感じですね。志茂田さん。すきです。

それから・・・・

松崎しげるさんも、「トミーとマツ」あたりから、相当気になるキャラです。


実体のないものに怯えている場合じゃないですね。こちらの方が別の意味で怖いですね。

2008年11月10日月曜日

どうでもいいですが。

「ミニラって何?」という素朴な質問をお寄せいただいたので・・・。


確かゴジラの子供だったと思います。

そしてご参考までに、ドテチンはこんなんです(右)。

そして無関係ですが、今朝きついのに無理して履いているジーンズの上に乗っかるぜい肉をみたら思い出したので、こちらもどうぞ。

忙しいなんて、嘘ですね。失礼しました。








2008年11月9日日曜日

泰ちゃん1歳になりました。





お蔭様で、今日無事に泰造の1歳の誕生日を迎えることができた。この一年を振り返ると、漠然と大変だったなあとは思うものの、何がどう大変だったが具体的には思い出せない。細かいことまで覚えていられないほど慌しい毎日だったような気がする。
夕飯時は必ず「料理の鉄人」のような忙しさになり、頭の中に「福井さん!福井さん!」という声が響き渡る事もしばしばであった。それでも何とか一年が経ち、泰造も不細工ながらも愛嬌があり、食欲旺盛で元気な男の子に成長した。
20代の時に何度か登山をした事があるのだが、子育てもそれと似ている。てっぺんばかり見つめて、あんな高いところまで登れる訳がないと余計な心配にエネルギーを消耗するのではなく、ただ今目の前にある一歩を踏み出すことをコツコツとやっていけばいいのだろう。
生まれた直後は極めて動物的で、「ヒト」の子だった彼が、一年経った今ではちゃんと人間らしくなった。毎日お世話をしていたら、いつの間にか私は彼の母になり、彼は私の子になっていた。産んだ時にはなかった、親子の絆がちゃんとできあがりつつある。
来年の今頃は、2歳と3歳半か・・・。今よりもっともっと楽しくなっている事だろう。ドテチンとミニラが私たちのもとに生まれてきてくれた事を本当にうれしく思う。

2008年11月6日木曜日

怖いついでに・・・

怖いついでに、幼少時代の幽体離脱の経験についても書いておこう。

10歳から20歳くらいの間に5,6回、いわゆる幽体離脱の経験をした「夢」を見たことがある。

夜中に気がつくと、自分の体から上半身だけ抜けかかっていて、必死で体の中に戻ろうとする、というワンパターンである。

しかも自分の魂がずっと宇宙の向こうまで続いて延びていている感じ。胸の間に太いロープみたいなのがくっついていて、そこを上へ引っ張られている感じと言えばよいだろうか。その引っ張られる力と言うのが半端じゃなくて、何と言うか、逆重力のようなものなのである。

宇宙の向こうに巨大なスポイトみたいなのがあって、そこから一滴ずつおとされたのが私たちで、死ぬ時にはまたそのスポイトで「チュッ」と吸われて、生命エネルギーの源へ戻っていくんだと思う。そして先日の「神様」に関する投稿についてだが、私にとっての神様とは、この生命エネルギーなのである。

何だか妙な話題が続いて申し訳ありません。別に壷を売ろうとか、合同結婚式やろうとかっていうんじゃないんですよ。次の記事は泰造の誕生パーティになると思うので、もうちょっと無難な内容になるよう努力します。

突然の来客

今日、うちに突然の来客があったらしい。

らしい、というのは、私はお目にかからなかったからだ。

夕方、主寝室にいたところ、突然春奈が言った。「洗面所に、ママのお友達がいたよ」。一瞬どきりとしたが、怖がらせては情報収集ができないと思い、平静を装って「そうなの?だれだった?」と言うと「名前しらない」。性別を問うと「おんなのひと」。

そして私の顔をまっすぐ見てはっきりと「こわい」と言った。

ちょうどお友達のおうちへ行く約束をしていたので、さっさと支度をして家を出た。車の中で「どうしてこわかったの?」と聞くと「こわくない、やさしかった」などと言い出したので、これは質問攻めにしすぎたから嘘をつきはじめたかな、と思い出した。

お友達にそのことを話したので、今度は彼女がはるっぺに「(その女の人と)お話したの?」と聞くと「ううん、バイバイしてた」と言うではないか。

もうあまりに怖すぎて、一人ではうちに帰れない。早速だんなに電話して今日は特別に早く帰ってきてもらうように頼んだ。

いわゆるimaginary companion(空想のお友達)のようなものだろうかとも思うが、確かそれは3才くらいから顕著になるものだったように記憶している。

・・・というか、空想のお友達であってほしい。大学院時代の児童心理学の教科書でも引っ張り出してきて確認するべきか迷っている。

2008年11月2日日曜日

ユーチューブ(2)

ユーチューブについて、こんなにムキになってブログを書いている暇があったら風呂に入ってさっさと寝るべきなのだが、忘れる前にもう一言。

80、90年代、一世を風靡したホイットニー・ヒューストン。類まれなる才能の持ち主にもかかわらずコカイン中毒になり、そのせいかどうかは知らないが、最近彼女の名前を耳にする事はほとんどなくなった。たまにタブロイドの表紙に彼女の名前が載っているが、だいたいが元夫ボビー・ブラウンの素行やドラッグ関連の話題である。その彼女の現役時代の国歌斉唱のクリップを見つけた。(こちらをクリック)http://www.youtube.com/watch?v=qciWEufZ2xA

いやー、久々にノックアウトされた。自信に満ち溢れ、リラックスした表情の彼女が歌う姿は本当に素晴らしい。美しい、という言葉以外に形容のしようがない。

数年前、サンフランシスコで後藤みどりの生演奏を聞いたときにも思ったが、素晴らしいアーティストの作品にふれると、見えないけれど神様は存在するんだと再認識する。美しい自然の中に身をおいた時もそうだが、世の中のすべてのものを突き抜ける光とか、パワーみたいなものを感じるときがあって、私の中ではそれが「神様」という事になっている。

いわゆる「満タンにすると、車が速くなる」という程度のあくまでの主観的な事に過ぎないが、でも私はそれでいいと思っている。確信しているから、別に誰に証明する必要もないし、誰も信じてくれなくても構わない。

それにしても、浜崎あゆみが自分をアーティストと呼ぶのはやめてもらいないだろうか・・・。

ユーチューブ(1)

最近、子供を寝かしつけてからYoutubeでいろいろな音楽を聞いている。無料でこんなに楽しめていいのだろうか、と罪悪感を覚えるくらいのファイル数である。

そこでセサミストリートのビデオクリップもたくさんあるのだが、何とあの番組には超有名人が多数ゲスト出演していてビックリした。ロバート・デ二ーロやジュリア・ロバーツなど俳優、それから売れっ子の歌手も持ち歌の歌詞を子供向けにアレンジしてピアノで弾き語りをしているではないか。

Norah Jones
http://www.youtube.com/watch?v=-c3fvqNlFvc&feature=related
Alicia Keys
http://www.youtube.com/watch?v=zzv6K4bi1WY&feature=related
Feist
http://www.youtube.com/watch?v=9fciD_II7NI

うーん、セサミストリートだったら見せてもいいかなー・・・。でもいつやっているんだろう?ロバート・デ二ーロはどうでもいいが、音楽には積極的に触れさせたいので、少し誘惑されてしまった。

2008年10月31日金曜日

ハロウィン


今日はハロウィン。お友達と一緒に近所にトリック・オア・トリーティングへ出かけた。近所を一時間くらい歩き回り、ドアをノックしてはお菓子をもらっていた。小さい子供からティーンエイジャーまでが仮装して夜の住宅街を歩き回り、中には子供たちを楽しませようと大掛かりな衣装を着てお菓子を配る大人たちもいて、楽しいひとときを過ごした。
思えば去年は臨月で、はるっぺの初めてのトリック・オア・トリーティングをだんなと友人に任せ、私は家で他の子たちにキャンディを配っていた。あれからもう一年経ったのか、何でもそうだけど、振り返ればあっという間である。
泰造が私に似て耳が立っているので、ヨーダのコスチュームを着せようかと思ったのだが、歩いてもいないのにその出費はもったいないと思い、それは来年にすることにした。という事は、はるっぺがレイア姫・・・?ちょっと無理があるか。

2008年10月27日月曜日

同性婚



先週末、友達二人が結婚した。いわゆる同性婚である。

カリフォルニア州では今年6月から同性婚が認められるようになったため、交際5年目にあたる10月を選んだらしい。二人とも私のかつての同僚であり、そのうちの一人のお嬢さんが、春奈のベビーシッターさんだったジェシカである。

挙式は既に同居している自宅の裏庭でおこなわれた。牧師さんもレズビアンの人で、やはり元同僚である(アメリカの病院にはたいてい牧師さんが勤務している)。親しい友人二人が結婚するなど、あまりない事である。しかも二人とも「自分の家族が病気になったら、こういう人にお世話してほしい」と思うような、有能で、かつ心温かいナースである。
春奈と、花嫁の姪の二人がフラワーガール(花嫁さんあるくバージンロードに花びらをまく女の子のこと)になり、おそろいのドレスで出席した。泰造はお下がりのなんちゃってスーツがあったので着せてみたが、なぜか地方のカラオケ大会の司会者のようになってしまった。

同性婚に賛成、反対、いろいろな意見があり、州内でも意見が真っ二つに分かれている、というのがだいたいの調査結果だ。実際に来週火曜日の選挙でも同性婚を禁止する条例に対し、住民投票が行われるが、結果がどう転ぶかだれも予想できないくらいの接戦であるらしい。グーグルやアップルなど大企業が条例反対(つまり同性婚を認めるべき)と声明を出しているが、果たして結果はいかなるものか。今からどきどきである。

ちなみに大統領選についてもかなり言いたいこともあるのだが、それはまたの機会にしよう。

2008年10月18日土曜日

となりのおじさん

となりのおじさんが死んだ。

明日、52歳の誕生日を迎えるはずだったのに、ぽっくり逝ってしまった。

のんだくれで、酒を飲んでは大きな声で夫婦喧嘩をしていた。自称「ドラマー」であったが、私はいつも「無職」と解釈していた。ポニーテールにサングラス、カウボーイハットがトレードマークで、一見怪しげなおっさんだった。

冗談が好きで、声がでかくて、誰にでも話しかけ、近隣の住民のみならず、ペットの名前まで知っていた。子供が大好きで、子供たちも彼を慕っていた。

春奈はいつも、外で車のエンジンがかかる音が聞こえると窓際まで走っていって「ハロー、マイク!!」と元気よく挨拶していた。近所で唯一春奈を「はーちゃん」と呼ぶ人だった。

ついこの間までいた人が、突然いなくなってしまうって、本当に不思議な感じだ。どこにいってしまったんだろう、と何度も思う。何でいつもみたいにガレージから出てきて、聞き飽きたジョークとか、くだらない世間話とかしに来ないんだろう、と思う。

何度かはるっぺに、どうしてマイクさんの車がなくなってしまったんだ、と聞かれたので、マイクさんは車に乗ってお空へ行っちゃったんだよ、だからもう帰ってこないんだよ、と言ったらそれ以来聞かなくなった。子供なりに納得したのかもしれない。

でも本当にお空へ行って、缶ビール片手にフットボールの試合でも見ている気がする。破天荒な人生だったようだけれど、これからは傷つくことも悲しむこともなく、こころ安らかであってほしいと思う。

2008年10月12日日曜日

一人っ子 VS きょうだい


最近、ますます本が好きになってきたドテチン。ぐりとぐら、ブレーメンの音楽隊など、ちゃんとお話になっているものを好むようになってきた。一回読むのに10分かかるような長いのも気に入って読んでほしいと持ってくるので、成長したなあ、と思う。
一年前は、ちょっと大きなお友達がお母さんのお膝にちょこんと座って本を読んでいる姿にあこがれていたが、ようやく私にもその時が来たのだ・・・・ああ幸せ・・・
しかし、である。はるっぺと私が本を読み始めるやいなや、薄毛のミニラがものすごいスピードで邪魔をしに来る。背後からハイハイで接近し、せっかく読み始めた本を引っ張る。はるっぺが怒って引っ張り返すと今度はミニラがキーッ!と奇声をあげる。そうなると、もう読書どころではない。
二人続けて生みたかったのは自分だから、こればっかりは仕方がない。でも一人っ子だったら、「これ読んで」って言われた時に、いつでも読んであげられるよなあ。それがただ純粋に羨ましい。
一人っ子のご家庭に対して「兄弟を作ってあげないとかわいそうよ」とか言う人がいるが、余計なお世話である。家庭の中で培われる社会性みたいなのは違うんだろうなとは思うけれど、いい悪いの問題ではないと思う。
それにしても、地蔵が薄毛ミニラに変身するとは・・・世の中分からない事ばかりである。

2008年10月3日金曜日

プール+ハロウィン=サンディエゴ


昨日までの3日間、とても暑かった。10月だというのに30度以上である。あまりに暑いので、しまってあったプールを出して子供たちと水浴びした。
それに比べて今日は一日曇り空。22,3度だったのではないだろうか。夕方には子供たちにカーディガンを着せて出かけたくらいだった。
夜には珍しく、だんなが早めに帰ってきたので、ハロウィンの衣装リハーサルをして盛り上がった。
プール遊びとハロウィンシーズンが重なるなんて、アメリカ中探してもそうそうないような気がする。やっぱりサンディエゴでよかった。

2008年9月30日火曜日

必見!滑降ドテチン

先日、お友達のお誕生日パーティに招待された。久々に、アメリカはスケールがでかいなあ、と感心したが、ご覧のような屋内遊戯施設を借り切ってのパーティだった。

この巨大な滑り台、私も二度滑ったが、結構なスピードでちょっと怖かった。大興奮の渦の中、あっという間に二時間が経ち、最後にピザとケーキを食べておしまい。

二時間レンタルで数百ドルするらしいのだが、うちももう少し子供が大きくなって、こういうところでやりたい!と言い出すのだろうか・・・。

子供って、金がかかるなあ。

2008年9月24日水曜日

オンパレード


ここ1週間くらい、我が家はプレゼントのオンパレードで ある。まずじじからオモチャや本を送ってもらった。それからお友達に、貴重な日本語の絵本を2冊いただいた。別のお友達からは、お古のお洋服をいただいた。そして昨日はテキサスに住む義姉から、ネックレスとブレスレットのセットが送られてきた。
木のオモチャは、孫の代まで使えるように箱を取っておいた。シンプルだけれどよくできていて、ちょっと遊んですぐ飽きるオモチャとは違い、長く使えそうだ。日本語の絵本はナチュラルな色使いではるっぺも相当お気に召したようで、毎晩読んでとせがまれる。そしてこれは〇〇ちゃんのママからもらったんだよね、と言う。
義姉からは、以前にも何度かジュエリーをプレゼントしてもらったことがあるが、どれも私のテイストにぴったり。通いつけのジュエラーに私の外見や性格などを話して、イメージで作ってもらうらしい。ブレスレットは春奈へのプレゼント、でも大きくなるまでママ(私)に貸してあげてね、という事らしい。
どのプレゼントも心がこもっていて、こういうあたたかな人々に囲まれている自分たちって、幸せだなと思うのである。

2008年9月20日土曜日

いとおしい泰ちゃん


泰造はまだ赤ん坊なので手がかかるが、それでもいとおしいなと思う時がよくある。

例えば昨日、キッチンにいたはずなのにいないな、と思ったら、外へハイハイして出て行って、ベイリーのクレートの中で、ベイリーのおもちゃで遊んでいた。

いとおしいというか、不憫である。

だいたい泣くまで放置しておくことが多い。もうちょっと見ててやんなきゃな、構ってやんなきゃな、と思いつつ、皿を洗ったりごみを出したりしている事が多い。

今朝も庭でぎゃー!と聞こえたので見に行くと、何やら口の中に黒いものが・・・。嫌な予感がしたが、泰造が吐き出したのは、なんと蜂だった。

今までクモや、公園で拾ったらしいバンドエイドなど、世にも恐ろしいものを口から発見したことはあったが、まさか蜂まで・・・。

午前中は元気だったのだが、夕方になって頬が腫れ、ワンワン泣き出した。病院に電話すると鎮痛剤と抗ヒスタミン薬を飲ませるようにとの事。急いで薬局へ、と思うがこういう時に限って春奈の靴がない。早く探しなさい!とどなりちらすと近所の人が物凄いびっくりした顔をしてこちらをみている。きっと何たるくそばばあかと思われたに違いない。

薬を飲ませ、しばらくすると落ち着き、その後は普通にご飯を食べて寝たので、このまま痛みがひいてくれればよいのだが。

頭がでかくて、ちょっと不細工で、よだれくさくて、それでもかわいいんだよな、泰ちゃん。

やっぱ、もうちょっと構ってやんなきゃな。

ムービー・ナイト


きのう、初めて家族4人で映画を見た。2ヶ月くらい前、だんながはるっぺの面倒を見てくれた時にテレビをつけたらオズの魔法使いのオリジナル版をやっていて、それを熱心に見ていたらしい。
今までは、お友達の家でしまじろうなどを見てもほとんど興味を示さなかったのに意外だった。そのうち忘れるだろうと思いきや2ヶ月経ってもしつこく覚えていて、しかも映画に出てきた歌を口ずさんだりするので、ついに初めてのDVDを買ってやった。
1930年代に作られたこの映画、CGを駆使した現代の映画とは異なり、何とも味わい深く大人でも十分に楽しめる。
電気仕掛けの凝ったおもちゃと同様、テレビというのは創造性をはぐくむ妨げになるのでなるべく避けているのだが、たまにだったらそれほど害はないだろう。
アメリカでは、毎年クリスマスシーズンになると放映される名作がいくつかあるのだが、そういうのも今年からは家族4人で見ようと思う。

2008年9月14日日曜日

上からお願いします。



俳優さんとか人の前に出る商売の人は必ず自分が一番よく見えるベストアングルらしきものがあるそうだ。私も前の職場で写真屋さんに撮ってもらった事があるのだが、その時もそのような事を言われた気がする。しかし右顔と左顔、どちらがよいと言われたか全く思い出せないので、覚えていてもちっとも役に立たない、中途半端な記憶となっている。
だいたい私の頭の中の半分くらいは、そういうリサイクル不可能な情報で満たされている。たとえば、
長野に「山のたこ平」という民宿がある。泊まったことはないのだが、子供の頃看板を見てその強烈なネーミングを記憶してしまったようだ。私個人としては別にたこ平に用はないのだが、たこ平が勝手に私の頭の中に居座っている。コンピューターのように、要らない情報を消去できれば、もう少し頭がよくなるかもと思うのだが。
話を戻すと、最近泰造のベストアングルを見つけた。それが一番目の写真。
泰造は顔のパーツと頭の形がやや不釣合いなので、でこを中心に撮ると「このでこっぱち!」と額をはたきなるくらいかわいく写る。時間があれば、昔はやったフィル・コリンズのアルバムのジャケットのコピー版を作りたいのだが・・・制作意欲はあるものの、体力不足のため実行されることはないだろう。

2008年9月13日土曜日

ワイルドアニマルパーク


今日、ひさびさに子供たちを連れてワイルドアニマルパークへ行ってきた。年末に行った時ははるっぺの反応が鈍く、何だせっかく連れてきたのに・・・とやや残念であった。今回は2歳5ヶ月、もう少し盛り上がるだろうと思いきや・・・。
「ママ、ブルドーザーがあるよ!」
「おじさんがいるよ!」
敷地内の工事現場のほうが気になって仕方ないようであった。
なかば強制的にキリンとライオンを見せたもののあほらしくなり帰ろうかと思ったところ、子供用の水遊び広場がある事を思い出し、そこへ二人を連れて行き水浴びさせた。
結局お昼までねばったので、キッズミールを買ってやったのだが、メインがホットドッグ。生まれて初めて食べる味、どうかなと思うと「しょっぱい・・・」との事。結局パンとポテトチップスだけを食べて帰ってきた。
敷地内には、子供が中に入って鹿などに餌をやるコーナーもあったのだが、あいにく餌を買う小銭がなく断念。春奈は一番これがやりたかったようだ。次は忘れずに小銭を用意しよう。

帰ってきて昼寝をした後、今度はブランコに乗りたいと言うので公園へ連れて行くが、しばらくすると二人とも腹が減ったと大騒ぎ。急いで帰宅してうどん一玉をゆでるが、二人で半分ずつあっという間に平らげてしまった。大体なんで泰造が春奈と同じ量食べるんだ?しょうがないので瓶詰めのベビーフードをやると、これも完食。
食後皿を洗っていると、春奈の姿が見えない。家中探してもいないので心配になってきた頃、外から声が聞こえてくる。しかしドアは閉まったまま。どうやって出てのだろう?本人に聞くと、犬用のドアから這い出したらしい。もうほんとに、わざわざ出かけなくたって、うちがワイルドアニマルパークだよ!と心の中で一人つぶやく。
気を入れ替えて、さあ風呂に入れようと思うと、今度は異臭が・・・。何かと思うと泰造がみどり色のウンコをもらしている。なんでみどり色なんだ?白とみどりはよくないと言うが、とりあえず元気そうなので風呂に入れる。
朝の6時半から夜の9時まで、今日は休む間もなかった。今夜はよく眠れそうだ。

2008年9月9日火曜日

親孝行


泰造のお座りがしっかりして以来、二人一度に風呂に入れているのが習慣になっている。ぐずっていても風呂に入れば二人とも上機嫌で遊ぶので、どんなに大変な一日でも、終わりよければ全てよしかな、と思わせてくれる。なかなかの親孝行者ではないか。
しかしそんな平穏に一日が終わるわけがない。春奈を風呂からあげて着替えさせると泰造がものすごいスピードでハイハイして脱走する。次に泰造を着替えさせていると、今度は春奈がだんなが大学時代に使っていたロシア語の単語カードを床にばら撒いている。それを泰造が食べる。それを見た春奈が「これはーちゃんのだからあああ!」と怒る。
こうして毎晩、ものの10分ほどで親孝行という勘違いから現実に引き戻されるのであった。

2008年9月1日月曜日

夏の終わり

レーバーデー(祝日)の今日で夏も終わり。特に予定もないので、ラモナにある義父母宅へ子供と犬を連れて遊びに行った。推定樹齢150年の大きな樫の木の下で義母とくつろぐ子供たち。



夕方家にもどると、だんながバーベキューをしようと言うので、またまた子供を連れて買い出しに。珍しく二人揃ってぐずったので、とりあえず必要なものだけ買い、大急ぎで帰宅。
ふたりで夕飯の支度をしていると、庭にへんなものがいる!とだんなが騒ぎ出す。よく見ると、花壇に弱っている鳥を発見。私はすずめのヒナではないかと思ったのだが、だんなは成鳥だという。まあ何だったよいのだが、とにかく怪我をしたのか病気なのか、たまにヒョコ、ヒョコ、と歩く以外はじいっと目をつぶっている。
はるっぺも可哀想だと言って気になって仕方がなく、夕飯そっちのけでじっと見守っていた。だんなが芝生の種(?)を持ってきて近くにおいてやったが食べる様子もない。このまま死ぬか、トンビに持っていかれるかしてしまうのだろう。
10歳のとき、車庫に落ちていた野鳥のヒナを見つけ、「ヒナちゃん」と名づけて飼い始めたが、ものの2週間で死んでしまった。やはり野鳥は自然の中で生きてこそ、なのである。
生命の限界といえば、昨晩同じ地域に住む7歳の男の子が小児癌のため亡くなった。その子のお母さんが私の友人の友人である事から、今年はじめからブログを読んでいたため、少なからずショックであった。
夏の終わりなんて、それでなくても悲しいのに・・・。

2008年8月18日月曜日

忙しい日々

気がつけば二週間もブログを放置してあった。

それくらい、今年の夏は忙しいのである。

午前中は家事をしたり、泰ちゃんと遊んだりして、午後はプールへ行く毎日が続いた。そのせいか、昨日ついに泰ちゃんが熱を出した。

ごはんも食べるし、おっぱいもしっかり飲んでるし、吐いてないし、まあ2,3日すればよくなるだろう。はるっぺも私も風邪を引いているから、みんな一緒にどっかでもらって来たに違いない。しかも最近遊んだ友達二人に電話したら、二人とも週末具合が悪かったとの事。さてはうつしたか・・・。

今日もはるっぺが風邪気味なので学校を休ませたのだが、泰ちゃんも午前中は熱も下がっていて、はるっぺはエネルギーがあり余って狭い廊下を走り回っている。仕方がないので植物園へ連れて行ったりしたが、泰造の昼寝のタイミングがずれてしまい、かわいそうなことをした。

オリンピックが始まったにも関わらず、ゆっくりテレビを見る暇もないまま、こうして夏は過ぎていくのであった。

2008年8月5日火曜日

踊る水中ドテチン

ここ2,3日で、はるっぺが急に泳ぐことに興味を示しだした。

写真がないのが残念だが、プール入り口の階段から「ジャンプ!」と言っていきなり泳ぎだす。泳ぐといっても、いつまでも水中で垂直姿勢を保ち、足だけバタバタしている。数秒待ってから引き上げてやるのだが、どうも水中で目も開けているようだ。

自己流なので死ぬほど水も飲んでいるようなのだが、本人は「泳いでいる」という確固たる自信があるようで、まったくうちのドテチンらしいなあと思うのである。

(ちなみにこのビデオは土曜日にだんなが撮ったものである。という事は日曜日から泳ぎだしたということか???)

2008年8月2日土曜日

ハイハイ

おととい、泰ちゃんがようやくハイハイを始めた。あと一週間で9ヶ月だから随分マイペースだが、そこが泰造のいいところ。だいたい、こんなに頭が大きければバランスとりにくいよな、と可哀想になるくらい頭がでかい。

今日はジェシカの誕生日だったので、みんなでご飯を食べに行ったのだが、泰造とは初対面だったジェシカのおばあちゃんが、ひたすら彼の頭の大きさに感心していた。アメリカ人らしく、まあ大きいわねー!オーマイゴッド、オーマイゴッドと連発していた。しかしそんな泰造を経膣分娩で出産した私のほうがよっぽどオーマイゴッドではあるまいか。

ついこの間は、隣に住んでいるアル中のおじさんがほろ酔いで出てきて「お、坊主、お前はほんとに頭がでかいなあ。お前の将来は相撲取りだ!」と断言していたし、何かもうホントに余計なお世話である。