2008年10月31日金曜日

ハロウィン


今日はハロウィン。お友達と一緒に近所にトリック・オア・トリーティングへ出かけた。近所を一時間くらい歩き回り、ドアをノックしてはお菓子をもらっていた。小さい子供からティーンエイジャーまでが仮装して夜の住宅街を歩き回り、中には子供たちを楽しませようと大掛かりな衣装を着てお菓子を配る大人たちもいて、楽しいひとときを過ごした。
思えば去年は臨月で、はるっぺの初めてのトリック・オア・トリーティングをだんなと友人に任せ、私は家で他の子たちにキャンディを配っていた。あれからもう一年経ったのか、何でもそうだけど、振り返ればあっという間である。
泰造が私に似て耳が立っているので、ヨーダのコスチュームを着せようかと思ったのだが、歩いてもいないのにその出費はもったいないと思い、それは来年にすることにした。という事は、はるっぺがレイア姫・・・?ちょっと無理があるか。

2008年10月27日月曜日

同性婚



先週末、友達二人が結婚した。いわゆる同性婚である。

カリフォルニア州では今年6月から同性婚が認められるようになったため、交際5年目にあたる10月を選んだらしい。二人とも私のかつての同僚であり、そのうちの一人のお嬢さんが、春奈のベビーシッターさんだったジェシカである。

挙式は既に同居している自宅の裏庭でおこなわれた。牧師さんもレズビアンの人で、やはり元同僚である(アメリカの病院にはたいてい牧師さんが勤務している)。親しい友人二人が結婚するなど、あまりない事である。しかも二人とも「自分の家族が病気になったら、こういう人にお世話してほしい」と思うような、有能で、かつ心温かいナースである。
春奈と、花嫁の姪の二人がフラワーガール(花嫁さんあるくバージンロードに花びらをまく女の子のこと)になり、おそろいのドレスで出席した。泰造はお下がりのなんちゃってスーツがあったので着せてみたが、なぜか地方のカラオケ大会の司会者のようになってしまった。

同性婚に賛成、反対、いろいろな意見があり、州内でも意見が真っ二つに分かれている、というのがだいたいの調査結果だ。実際に来週火曜日の選挙でも同性婚を禁止する条例に対し、住民投票が行われるが、結果がどう転ぶかだれも予想できないくらいの接戦であるらしい。グーグルやアップルなど大企業が条例反対(つまり同性婚を認めるべき)と声明を出しているが、果たして結果はいかなるものか。今からどきどきである。

ちなみに大統領選についてもかなり言いたいこともあるのだが、それはまたの機会にしよう。

2008年10月18日土曜日

となりのおじさん

となりのおじさんが死んだ。

明日、52歳の誕生日を迎えるはずだったのに、ぽっくり逝ってしまった。

のんだくれで、酒を飲んでは大きな声で夫婦喧嘩をしていた。自称「ドラマー」であったが、私はいつも「無職」と解釈していた。ポニーテールにサングラス、カウボーイハットがトレードマークで、一見怪しげなおっさんだった。

冗談が好きで、声がでかくて、誰にでも話しかけ、近隣の住民のみならず、ペットの名前まで知っていた。子供が大好きで、子供たちも彼を慕っていた。

春奈はいつも、外で車のエンジンがかかる音が聞こえると窓際まで走っていって「ハロー、マイク!!」と元気よく挨拶していた。近所で唯一春奈を「はーちゃん」と呼ぶ人だった。

ついこの間までいた人が、突然いなくなってしまうって、本当に不思議な感じだ。どこにいってしまったんだろう、と何度も思う。何でいつもみたいにガレージから出てきて、聞き飽きたジョークとか、くだらない世間話とかしに来ないんだろう、と思う。

何度かはるっぺに、どうしてマイクさんの車がなくなってしまったんだ、と聞かれたので、マイクさんは車に乗ってお空へ行っちゃったんだよ、だからもう帰ってこないんだよ、と言ったらそれ以来聞かなくなった。子供なりに納得したのかもしれない。

でも本当にお空へ行って、缶ビール片手にフットボールの試合でも見ている気がする。破天荒な人生だったようだけれど、これからは傷つくことも悲しむこともなく、こころ安らかであってほしいと思う。

2008年10月12日日曜日

一人っ子 VS きょうだい


最近、ますます本が好きになってきたドテチン。ぐりとぐら、ブレーメンの音楽隊など、ちゃんとお話になっているものを好むようになってきた。一回読むのに10分かかるような長いのも気に入って読んでほしいと持ってくるので、成長したなあ、と思う。
一年前は、ちょっと大きなお友達がお母さんのお膝にちょこんと座って本を読んでいる姿にあこがれていたが、ようやく私にもその時が来たのだ・・・・ああ幸せ・・・
しかし、である。はるっぺと私が本を読み始めるやいなや、薄毛のミニラがものすごいスピードで邪魔をしに来る。背後からハイハイで接近し、せっかく読み始めた本を引っ張る。はるっぺが怒って引っ張り返すと今度はミニラがキーッ!と奇声をあげる。そうなると、もう読書どころではない。
二人続けて生みたかったのは自分だから、こればっかりは仕方がない。でも一人っ子だったら、「これ読んで」って言われた時に、いつでも読んであげられるよなあ。それがただ純粋に羨ましい。
一人っ子のご家庭に対して「兄弟を作ってあげないとかわいそうよ」とか言う人がいるが、余計なお世話である。家庭の中で培われる社会性みたいなのは違うんだろうなとは思うけれど、いい悪いの問題ではないと思う。
それにしても、地蔵が薄毛ミニラに変身するとは・・・世の中分からない事ばかりである。

2008年10月3日金曜日

プール+ハロウィン=サンディエゴ


昨日までの3日間、とても暑かった。10月だというのに30度以上である。あまりに暑いので、しまってあったプールを出して子供たちと水浴びした。
それに比べて今日は一日曇り空。22,3度だったのではないだろうか。夕方には子供たちにカーディガンを着せて出かけたくらいだった。
夜には珍しく、だんなが早めに帰ってきたので、ハロウィンの衣装リハーサルをして盛り上がった。
プール遊びとハロウィンシーズンが重なるなんて、アメリカ中探してもそうそうないような気がする。やっぱりサンディエゴでよかった。