2007年8月31日金曜日

気が早いんです私。




今日中古の二人乗りベビーカーを購入した。マンボウちゃんの予定日まで2ヵ月半あるので、ずいぶん気が早いのだが、きれいに使ってあり手ごろな価格のものを探すと意外に中古で出てこないので、思い切って買ってしまった。

二人乗りベビーカーについては、既にずいぶんリサーチを重ねてきたのだが、やはりよいものは高く、新品で550ドルから750ドルというところか。結局今回買ったのはペグ・ペレーゴというイタリアのブランドで今はるっぺが使っているベビーカーも同じメーカーである。友人達から、ベビーカーだけはケチらないで良い物を買いなさい!と言われてそうしたのだが、少しかさばる事を別にすれば大変使い勝手がよく重宝している。

もっとコンパクトな二人乗りベビーカーもたくさんあるのだが、やはりマンボウちゃんが小さいうちは乗り心地を優先したい。彼が少し大きくなったら、もっと小さいベビーカーに買い換えると思うが、当面これで何とかなりそうである。

ベビーカー購入ついでに、おもちゃ屋さんに寄って、はるっぺのお人形用ベビーカーも仕入れてきた。これまた驚いたのだが、うちに着いてベビーカーを開いた途端、指をさして「ベイビー、ベイビー」と言うではないか。そして自分の赤ちゃんのお人形を持ってきて、ベビーカーの中に入れたのである。うーん、人間の発達ってすごい・・・と、またまた感心したのであった。

2007年8月30日木曜日

しつこいですが、その後・・・。

前回に鼻息を荒くしてファンドレイジングについて書いたが、結局次の日義妹にメールをして、自分の思うまま伝えた。その後、正直な気持ちを伝えてくれてありがとうという趣旨のメールが来たので一件落着した。

その後、小学生を持つお母さん方といた時に、偶然同じような話題が出たので聞いてみると、公立学校の予算があまりに不足しているため芸術関係の教師は全て親からの寄付で雇われているという事だった。教育事情は地域によって違うようで、あるお母様は、東海岸に住んでいた時は、無料でバイオリンのクラスが受けられたので、サンディエゴに引っ越してきてあまりに学校事情が違うので驚いていると言っていた。

そんなに大変なら、是非とも甥の学校へ寄付したいという気持ちになったが、そこが頑固一徹の私、やはりこのファンドレイジングに参加するのは嫌なのである。

自分でも何故こんな事に異常にこだわるのか分からないし、はたから見たらバカバカしいと思われるのも分かってはいる。しかし甥がそんなに褒美をもらいたいとか、とにかく何でも一等でないと気が済まないのなら、自分で電話してくればよかったのだ。競争心が強いのは悪いことではないし、これから役に立つ事もたくさんあるだろう。甥がそういう気質の持ち主なら、それはそれでよい。そこをよい方向へ伸ばしてやるのが親の仕事なのであれば、彼自身に競争させればよいのであって、親が東奔西走する必要はないと思うのだが・・・。

と言っても、7歳児を持つ親の気持ちは、自分が7歳児を育ててみないと分からないのだろう。私が語っている事も所詮、理想論に過ぎないのだろうから。きっとはるっぺが小学生になった頃、この件を振り返り「何てナイーブ(無知)だったのかしら」と呆れる事であろう。その頃に、皆様のところへ「はるっぺが賞を取りたいので募金お願いしまーす!」なんてメールが届くかも・・・?

2007年8月28日火曜日

どう思います?

今日、義妹(だんなの妹)から次のようなメールが届いた。

「息子(私の甥ー7歳)の学校でファンド・レイジング(*)をやっているんだけど、もしよかったら参加してくれない?ウェブサイトが設けてあって、ほしいものを直接注文できるようになっているの。一番注文が多かった子にはご褒美が用意されているのよ」

(*)ファンドレイジング: 寄付金を集めるために(例えば学校の行事のため)家族や近所の人に趣旨を説明して、ラッピングペーパーや菓子の類を買ってもらい、資金を調達すること。通常より割高だが、近所の〇〇ちゃんのためだから、という感じで結構みんな協力する事が多い(と思う)

ファンドレイジング自体は、学校に限らず非営利団体その他で幅広く行われており、私も大賛成である。ただこの件に関しては、??と思う点が2つほどあるのだ。

まず、何のためにお金を集めているのかが説明されていない。ウェブサイトに行ってみても、いわゆる普通のショッピングカートがあるだけである。しかも私が注文すれば、コンピューターが、これは私の甥つながりで注文されたものだ、と判別するようになっている。だから学校側もどの生徒が一番お金を集めたか分かるようになっているのだ。

二番目に問題だと思うのは、一番お金を集めた生徒にご褒美が用意されている、という点だ。共通の目的のために、クラス全体で協力し募金を募るのは大変よいことだと思う。でも7歳の子供に、いっぱい売ってきなさい、一番だったらご褒美がもらえるのよ!と言う親の神経が私には到底理解できないのである。

多くの意味において現代社会が結果を重視するのは事実だし、成果を上げた人が褒美をもらえるのはフェアといえばフェアである。しかし、7歳児が学んでおくべきもっと大切な価値観というのがあるように思えるのだが・・・。

一晩考えて、明日になっても考えが変わらなかったら丁重に断りの電話を入れるつもりである。みなさん、どう思います?

サルじゃなかったんですね。



はるっぺ現在16ヵ月半。近頃つくづく人間らしくなったなと思う。車遊びが相変わらず大好きなのだが、最近は鍵なら何でも車に持って行ってエンジンをかけようとする。さすがに車の鍵は届かないところに置いてあるのだが、家の鍵、オモチャの鍵などとりあえず試している。エンジンがかからないのでキーッと怒る時の声はサルさながらであるが、行動自体とその根源となっているであろう思考回路を想像すると、はあ、やっぱり人間の子なのね、と感心せずにはいられない。

記憶力もますますよくなり、数日前に赤ちゃんの人形を車に置き忘れたことをしつこく覚えていて、車に乗る度「ベイビー、ベイビー」と繰り返す。そのくせ、人形を他の場所に移したという事は忘れてしまっているようなのだが、それにしても数ヶ月前の記憶力と比較すると、これまた「うーん、紛れもなく人間だ」と唸ってしまうのである。

2007年8月18日土曜日

暑いです。


ここ1週間ばかり蒸し暑い日が続いている。といっても気温27度、湿度が65%くらいだから、連日猛暑日の日本にお住まいの方々からすれば「贅沢だ!」と怒られるかもしれない。しかし、普段の湿度の低い気候にすっかり体が慣れているため、何をやってもだるく感じるのである。

一方はるっぺは全く暑さなど気にならないらしく、相変わらず外遊びが大好きである。仕方がないので庭で水遊びをさせ、私も腕や足に水をかけて涼んでいる。カバは泥まみれになる事で体を冷やすらしいが、妊婦には水遊びが効果的なようである。

お昼頃になるといい加減日差しも強くなり、体調を考えると日陰に引っ込まざるを得なくなる(偏頭痛持ちの私にとって直射日光は大敵である)。そこで、はるっぺを車の中で遊ばせる。大したオモチャがなくても、これで2,30分は楽しめる。洗濯機が車庫にあるので、遊ばせている間に洗濯をたたんだりもできるので大変助かっている。

とはいえ、夏も残すところあと僅かである。あまり面倒くさがらずに海やプールに連れて行ってやらねば。

2007年8月16日木曜日

テレビ電話



私の結婚した相手は、ウルトラ級コンピューターおたくである。スケジュール管理から留守電まで、とにかく全てをコンピューターで済ませるのが好きだ。その彼が、私が6月に帰国する際、私の家族へのお土産に、と取り寄せてくれたのがこのテレビ電話である。両親宅と次兄宅に設置できるようセットアップしてくれたもの2台を持たせてくれた。うちには既に1台あったので、これで日本にいる家族と顔を見ながら話ができるという訳だ。しかもインターネットの接続を使うらしく、通話料金は無料というではないか。

正直言って、持って行くのは面倒くさいなー、と思ったのだが、実際につなげてみるとこれがなかなか便利である。距離がぐんと近くなった気がして、「お父さん、ひじきの煮物が余ってるからこれから持ってくわ」なんて感じなのだ。はるっぺがテレビ電話を指差して「じじ、じじ」とせがむようになり、(そのくせ本人がでると意外と無関心)、結局父のところへ週に2回はかけているので、何だかしょっちゅう会っている様に錯覚してしまう。

イギリス留学中には国際電話も高かったし、なにしろタイムラグが2秒くらいあったので、会話がスムーズにいかないのが常であった。コンピューターも今ほど一般的に使われていなかったので、電話以外の通信といえば手紙であった。たった15年でこれだけ技術が進歩するのなら、果たして50年後はどうなっているのだろう。是非長生きして見てみたいものである。

2007年8月11日土曜日

次の出産について

マンボウちゃんの予定日は11月13日である。また3ヶ月もあるというのに既に私はセイウチのように巨大になってしまった。早く産んでしまいたい!と毎日思うのであるが、こればかりは辛抱強く待つ以外にない。

前回は自然分娩を希望しつつも、人工破水直後に早くもその意志は崩れ去り無痛分娩にしてもらった。アメリカでは予約など必要なくそのばで無痛にして下さいと言えばやってくれるので気が楽である。結局、人工破水から出産まで6時間、わりに安産だったと思う。いきんでいる間も、お腹が張る瞬間や、産道が恐ろしいほど伸びている感覚はあるけれど、痛みは全くなく、拍子抜けするほど簡単に出てきた。

で、次回であるが、いろいろ考えた結果やはり無痛分娩にしてもらうと思う。というのも、アメリカでは出産翌日、おそくとも翌々日には退院するのが常である(経膣分娩に限り)。事実はるっぺの時も出産から26時間後には退院していた。出産後私の面倒を見てくれる人は誰もなく、ご飯も洗濯も買い物も、全部自分でやった。人に頼んで、嫌そうな顔をされたり嫌味を言われたりするのなら、自分でやった方がいい。軽い産後うつだったせいもあるが、しばらく世界から切り離され、完全に孤立した状態にあり、誰も私が今どれだけ大変な思いをしているか知らないし、気にも留めていないんだ、と思うと恐ろしくなった。

前回の反省点を生かし、今回はもう少しマシな産後生活を送りたいので、出産後2,3ヶ月ベビーシッターさんに来てもらうことにした。うちの家計を考えるとえらい贅沢であるが、シッターさんがはるっぺの相手をしてくれる間に私は家事を済ませられるのでは、と目論んでいる。うちのだんなは家事を手伝うのは嫌いだが、その分ベビーシッターさんを雇うのは大賛成なようで、事実今も必要ないのに週に二日(3時間ずつ)シッターさんに来てもらっている。その間に私はいろいろな用事を済ませる事ができるので助かっている。

孤立した核家族とはこういうものなのだ、とつくづく実感する。周りに延長家族がいない分、しがらみはないけれどヘルプもないのである。必要なものは、外部から商品やサービスとして調達してくるしかないのだ。義父母にいじめられたり、あれこれうるさく言われたりする辛さも相当なのだろうが、誰の助けもなくたった1人で新生児のお世話をするお母さん達だって大変だと思う。少なくとも私は、短期間にせよ「ヘルプを買う」というチョイスがあるだけ恵まれている。

もし皆さんの周りに、そういうお母さんがいたら是非助けになってくださいね。

2007年8月7日火曜日

瞳の色は、何の色?

今朝親戚であるyumyumさんから、はるっぺの瞳の色は何色?と聞かれたので今日は瞳の色のおはなしです。

答えから言うと「謎の色」としか言いようがない。日の光や、着ている洋服の色によって変わってしまうからである。時には青に見えたり、緑だったり、へーゼルだったりする。出産前は「茶色の瞳が優性遺伝するから茶色になる」と思い込んでいたのだが、実は瞳の色を決定する要素は、遺伝子が優性か劣性かという単純なものではない事が最近分かってきたらしい。だから青い目の両親から茶色の目の子が生まれる事もありえるという話だった。

もうひとつ、これも出産直前に学んだ事なのだが、白人の赤ちゃんの瞳の色が変わるという事はよくあるらしい。出生後まもなく、遅いと2,3歳になって変わったりするらしい。それが、アイスブルーから濃いブルーに変わる、とかではなく、完全に茶色になったりするから不思議である。はるっぺは顔立ちがアジア系なのに瞳が青に近いのでかなり珍しがられて、スーパーや公園でよく声をかけられるのだが、その際「うちの子も小さい時は青かったのよー」と言う方がよくいる。ほとんどが1歳までに変わるらしいのだが、うちの姪のように、2歳半になって突然青から茶色になったという子もいるらしいから、ますます謎めいてくる。

更に興味深いのは、瞳の色は一方向にしか変わらないという事だ。瞳の色を色素が薄い順から並べると、青、緑、へーゼル、茶色となり、色が変わるとすればこの順でしか変わらないという事らしい。つまり、へーゼルで生まれた子が青になる事はあり得ないのである。

はるっぺが生まれた当初は珍しがられたが、しょっちゅう人から「変わるのかしら、このままなのかしら」とか、「あ!まだ瞳の色が変わってないのね。このまま変わらないといいわね」言われるので困っている。

2007年8月2日木曜日

何見てんのよっ!



サンディエゴに住んでいてよかったと思うのは快適な気候である。海に近い地域に住んでいれば、基本的にエアコンは必要ない。おそらく海から3キロほどに位置する我が家にもエアコンは付いていないが、特に不便に感じる事はない。湿度が低めのため、暑い日でも室内や日陰にいればそれなりに快適なのだ。今日も蒸し暑いと感じるが、それでも気温26度、湿度65%くらいだから日本に比べれば、随分と過ごしやすいのである。

はるっぺの昼寝時、本来なら窓を開けたまま寝かせたほうが涼しいのだろうが、彼女のお部屋が道路に面しているため、結局閉めっぱなしで寝かせてしまう。大抵はそれで平気なのだが、今日のようにちょっと暑い日だとさすがに水をかぶったように汗をかいてしまうので、ちとかわいそうなのだ。

今日も昼寝から目が覚めたので部屋を開けてみると、案の定「蒸しブタ」になっていた。やはり暑いと目覚めも悪いらしく、大抵こういう時は不機嫌だ。ブスッとした顔で母をにらみつける。あまりに仏頂面なので、つい写真を撮ってしまった。