2010年4月16日金曜日

ユーカリの木




今朝早く、サンディエゴ市の業者がうちの前のユーカリの木を切りにやってきた。
南カリフォルニアのあらゆる所で見られるこの大木、実は19世紀半ばから20世紀前半にかけてオーストラリアから輸入されたものである。ユーカリは育成期間が短く、当初材木として期待され大規模な植林が行われた。しかし蓋を開けてみると材木には適さない事が分かり、そのために育成されたユーカリは燃料用としてさばかれ、景観や風除けのため各地に植えられたものだけが現在も残っているということだ。
材木に適さない理由のひとつとして弱さが挙げられているのだが、これは素人が見てもわかる。ちょっと強風が吹くと、大きな枝ごとドサッと落ちてくるのだ。まぁそんな強風の中をわざわざ出歩く人は少ないかもしれないが、うちのお隣さんのように、ユーカリの木の真下に駐車スペースがあるお宅などはハラハラ、ドキドキ、ではなかろうか。市側もそういった事故を未然に防ぐために、こうやって定期的に業者をつかって枝打ちするのだと思う。
ちなみに切った枝は、その場でシュレッダーにかけチップ状にしてトラックへ積むのが普通であるようだ(一枚目の写真: 黄色い車両がシュレッダー)。
この作業のおかげで、朝は一時間くらい泰造が窓にへばりつき、お世話が楽だった。
また来ておくれ、作業員さんたち。

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