2012年6月24日日曜日

卒園しない卒園児


 今日は泰造のプリスクールで卒園式がありました。

去年の春奈と同様、卒園証書を受け取り記念写真。




 なぜかやばい目つきの春奈。大丈夫か。



式が終わるとケーキとジュースがふるまわれました。




ほとんどの園児は今日で卒園し、8月末からキンダーに入園するのですが、泰造を含む数名だけこのプリスクールにあるキンダーに残ります。キンダーのカット・オフについては以前書いたことがあると思うのですが、来年度よりカリフォルニア州法が変わるため、11月1日までに5歳になる児童がキンダーに入学する資格があります。日本で言うなら、4月1日に6歳になっていなければ小学校に入学できないと思うのですが、これが3月1日に変わるようなものです。そのため、泰造のように2007年11月生まれの子供は、プリスクールは卒園の時期にもかかわらずキンダーには入れてもらえず、結局プリスクールをもう一年やり直す事になるのです。日本で言えば、年長さんで留年させられるような形でしょうか。

泰造の通うプリスクールは、たまたまキンダーのクラスがあるため、そこのキンダーのクラスにあがりますが、来年そこを卒園したらまた公立のキンダーに入りなおすのです。他の友人の娘さんの通うプリスクールにはキンダーがないので、プリスクールで今年やったことをもう一度やり直すしか術がないそうです。

ここまででもすでに分かりにくいと思うのですが、カリフォルニアでは親が望めばキンダー入学を遅らせることができるので、11月生まれでなくても、1年多くプリスクールに通わせる親もいるのです。日本の学校に例えると、早生まれの子の親が「うちの子はまだ小さいから」「ひらがながよく分からないから」「授業をじっとして聞けないから」「サッカーをやらせたいけど、クラスで一番小さいより大きいほうがいいから」などという理由で、小学校入学を1年遅らせるのです。

そんな訳で、泰造を含む「留年組」は、選択余地がない子と、親の意思でそうなった子と両方いるのです。うちはもともと一年遅らせてキンダーに入学させるつもりでいたので影響はないのですが、法律改正のおかげで留年をやむなくされた親御さんは怒りをどこにぶつけていいのやら分からないともらしていました。

ま、そんな訳で、あとまた一年通うのに、一応今のクラスからは卒園という形で卒園式に参加したのですが、まだまだこれからも通います。




おっさんの腹に注目。

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